試験に落ちる。学校だったり会社だったり。そんな人は神様に「あー、キミはね〜 そっちじゃない人生の方がキミの能力を発揮できるねん。そやから、試験に落としたいたで〜」という事だろうと割り切ろう。あたしは今のところ試験に落ちずにここまで来てしまい、むしろ、神様に問いたい。ホンマですかね？この道で良かったんでっしゃろか、と。進路を考える時点で何故か思考能力を奪われ、洗濯機でぐるんぐるん回されたような感覚で気がつくと今の職業についていた。恐ろしい。まったくもって恐ろしい話である。そしてかれこれ20年ちょっと同じ世界にいるが、自分は透明人間のようだと思う。本当のあたしではないあたしが、不器用なまま仕事をしてお給料を頂いている。申し訳ない気持ちが６割くらいある。透明人間はそれを俯瞰して見ている。どんな仕事についていれば透明人間はあたしと一体化してくれてたのだろうか。それとも、か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・りの今のままが正しいのか。これ、死ぬまで考えると思う。
