養老孟司さんの本によれば、人間の本来の寿命は40歳。それ以降は余生だという。確かに。あたしも40歳になった途端に、あれれ〜？とコナン君のセリフみたいな事をいつも心で呟いていた。自分の身体が思い通りに動かない。モノ忘れも酷い。あたしは最初の子供を24歳で出産したから、そんなに遅い方ではないと思っていたけど、今までの人間のレベルとしては遅い方だったのかもしれない。うーむ。何もかも合点がゆく。だけど本来ならとっくに余生のはずなのに、まだまだ身体に負荷をかけながら、果たしてそれが報われるのだろうかという懸念を持ちながら、今日も夜の仕事に出かけてゆくのである。
