宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を観てきた。娘が観た方が良いよと勧めてくれたから。今回の作品はまったく中身がわからないコンセプトだったので変な先入観無しに見始めたが、まあ宮崎駿ワールド全開の作品で、要所要所で、今までの過去作品が姿を現す内容だった。そして分かりにくい。何回か観させる魂胆ありありだ。あたしは「風立ちぬ」を映画館へ4回足を運んで観たくらい、その作品を気に入っている。メッセージ性もそちらの方がわかりやすい。もう映画は作らないと宣言したのに、認知症になってしまったのかと疑うくらい、その言葉を翻してまで作った作品なのだから、きっと何かを訴えたかったのであろう。その何かは若輩者のあたしにはわからない。多分もう観に行かない。一つわかるとしたら、やはり彼は命とか脈々と繋がっていくものとか、そういうものに重きを置いているのだろうなということくらいかな。
