らびはうす

カオスな迷宮です♬

幸福の王子

幸福の王子のストーリーを人生の座右の銘としてきた。金銀宝石を身に纏った王子の像が、南国に渡るはずのツバメに頼んで、そのよく見える目で街の貧しい人々に自分の身につけている宝石を配ってもらうというお話。自分の身を犠牲にしたにも関わらず、最後には街の人達にゴミ扱いされて解体されてしまう。ある意味、拷問。いや、それより酷いかも。でも幸福の王子はそれで満足なのである。究極の自己犠牲。ところがこの間、テレビで、幸福の王子は人でなしだという意見が出たのだ。うむ確かに人ではない。彫刻であるw    その人が言うには、南国に渡りたかったツバメの善意につけこんで配達を何回も頼み、結局南国には渡れないまま寒い冬がやってきて凍死させてしまう。はっ!ほんまや!人でなしや!  自己満足のために1つの命を犠牲にしてしもてるやん! 尊ぶべきはツバメだったのか! まだまだ甘いな、あたし。